※ 本記事のツール名・機能はサンプルです。料金・機能・プラン構成は変わることがあるため、最新情報は各ツールの公式サイトでご確認ください。
業務の自動化を始めるとき、最初の候補に挙がるのが Zapier と Make です。 どちらも「アプリ同士をつないで作業を自動化する」ノーコードツールですが、 学習難易度・料金・日本語対応という3つの軸で見ると、向く人がはっきり分かれます。
何が違うのか:連携数と処理の複雑さ
Zapierは8,000以上のアプリ連携を持つ最大手で、マルチステップの自動化(Zap)や条件分岐・フィルター機能を備えます。 Makeは連携数こそ1,500以上とZapierより少ないものの、ビジュアルなシナリオ画面で複雑な分岐・ループ処理やリアルタイムのデータ変換を組める点が強みです。 「連携できるアプリの幅」で選ぶならZapier、「1つのフローの中でどれだけ複雑な処理を組めるか」で選ぶならMakeが優位、という住み分けになります。
決め手①:学習難易度
- Zapier — 学習難易度は「ふつう」。学習の目安は2時間程度で、シンプルな「AがあったらBする」型の自動化ならすぐに組めます
- Make — 学習難易度は「やや難しい」。学習の目安は3時間程度で、ビジュアルエディタ自体の使い方に慣れる時間が余分にかかります
自由度が高いぶん、Makeは最初の学習コストがZapierより一段高くなります。「まず動くものを早く作りたい」ならZapier、「多少時間をかけてでも複雑な処理を組みたい」ならMakeです。
決め手②:料金
どちらも無料プラン(実行回数・ステップ数に制限あり)から始められますが、有料プランの水準は異なります。Zapierの上位プランはMakeより高めに設定されている一方、Makeは比較的安価に高度な処理まで使える点が評価されています。無料枠だけで本番運用するのは現実的でないケースが多いため、想定する実行回数がどちらの無料枠に収まるかを事前に確認しておくと安心です。
決め手③:日本語対応(共通の注意点)
見落とされがちですが、ZapierもMakeも日本語UIには対応していません。画面・ヘルプともに英語が中心になるため、「日本語UIでの利用を重視する初心者」にはどちらも不向きです。英語UIにある程度抵抗がない前提での比較だと理解しておく必要があります。日本語UIが必須条件の場合は、国産の自動化ツールを検討したほうが導入のハードルは下がります。
どちらでも任せられる具体的な作業
「フォーム回答を表計算へ保存する」「問い合わせをチャットツールへ通知する」「顧客情報をCRMへ登録する」「メール内容を別サービスへ転記する」「定期レポートを自動作成する」——これらはZapier・Makeいずれでも組める代表的な自動化です。単純な転記・通知であればZapierの方が早く形になり、レポート作成のように条件分岐やデータ加工を挟みたい場合はMakeの自由度が活きてきます。
どちらを選ぶか
- とにかく早く・簡単に、単発の連携から始めたい → Zapier
- 複数ステップにまたがる複雑な処理を、多少の学習コストをかけてでも組みたい → Make
- 日本語UIでの操作が必須 → どちらも条件に合わないため、別の選択肢を検討
最適なツールは、これに加えて作業時間・人数・予算によっても変わります。
各ツールの詳細な料金・連携先は、関連ツールのリンクからも確認できます。