※ 本記事は一般的な考え方の紹介であり、特定のサービスの解約・契約を推奨するものではありません。

動画配信・音楽配信・ジム・クラウドストレージ——サブスク(定額制サービス)は便利な一方、 1件あたりの月額が数百円〜数千円と小さいため、「まあいいか」と見直しが後回しになりがちです。

実は多くの人が複数契約している

複数の調査によると、日本人の約8割がなんらかのサブスクを利用しており、 20代に限ると9割を超えるという結果もあります。契約しているジャンルは「動画配信」が最も多く、 次いで「音楽配信」が続きます。MMD研究所の調査では、サブスクにかける月額の平均は 4,500円前後という結果も報告されています。1件ずつは小さくても、複数のサービスを掛け持ちしている人が多数派というのが実態です。

「月額」のまま見ると軽視しがちだが、「累計」で見ると変わる

月額3,000円のサービスは、1ヶ月だけを見ると「まあいいか」で済みますが、 3年続けると108,000円、5年続けると180,000円になります。 複数のサブスクを掛け持ちしている場合、この計算がサービスの数だけ積み重なります。 家計の大きな支出(家賃・保険料等)は見直しの対象になりやすい一方、 サブスクのような「小さいけど積み重なる支出」は見落とされがちです。

見落としやすい「隠れコスト」のパターン

サブスクの支出が膨らむ原因は、意識的に契約を増やしているというより、次のようなパターンで気づかないうちに積み重なっているケースがほとんどです。

  • 無料トライアルからの自動課金 — 「1ヶ月無料」で登録し、解約を忘れたまま数ヶ月分の月額を払い続けているケース
  • 家族間での重複契約 — 同じ動画配信サービスを家族それぞれが個別に契約しており、実は1つのプランに家族プランへまとめられるケース
  • 使っていないサービスの放置 — 一時期使っていたが今はほぼ開いていないアプリ・サービスの契約が残ったままになっているケース
  • 解約手続きが分かりにくいことによる先延ばし — 解約導線がわざと複雑に作られているサービスもあり、「あとでやろう」のまま数ヶ月〜数年放置されがちです

洗い出し方:見落としを防ぐ3つの確認先

「自分が何に契約しているか」を正確に把握できていない人は少なくありません。次の3箇所を確認すると、忘れていた契約が見つかりやすくなります。

  1. クレジットカード・銀行口座の明細 — 過去2〜3ヶ月分の引き落とし履歴を見て、身に覚えのない小額決済がないか確認する
  2. スマートフォンのサブスク管理画面 — iPhoneは「設定>自分の名前>サブスクリプション」、Androidは「Google Play>お支払いと定期購入」から一覧表示できる
  3. 家族との照らし合わせ — 同居家族がいる場合、同じジャンルのサービスを別々に契約していないか確認する

まず「今の合計」を正確に把握する

見直しの第一歩は、いくら使っているか正確に把握することです。 動画配信・音楽配信・その他(ジム、クラウドストレージ、アプリ内課金等)に分けて合計してみると、 「思っていたより多かった」と気づくことがよくあります。

何から見直すか:優先順位のつけ方

契約をすべて洗い出したら、次は「どれから見直すか」です。金額の大小だけで判断すると、よく使っているサービスまで解約してしまいがちです。利用頻度を軸に考えると優先順位がつけやすくなります。

  • 月1回も開いていない — 解約の最優先候補。存在を忘れていたサービスはここに該当することが多い
  • 月に数回程度使っている — より安いプランへのダウングレードや、年払いへの切り替えで割引を受けられないか確認する
  • ほぼ毎日使っている — 見直しの対象外。金額だけを見て解約すると、結局また別の手段で同じ支出が発生することもある

総額で比較する

今のサブスク月額合計と、使っていない・重複していると思う分を見直した場合の月額合計を入力すると、 数年間の累計でどれくらい差が出るかが具体的に確認できます。

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参考にした情報

  • MMD研究所「サブスクリプションサービスに関する調査」(月額平均・利用率に関する市場調査)