※ 本記事は一般的な考え方の紹介であり、特定のローン・クレジット商品の利用を推奨するものではありません。実際の金利・残価率は販売店や商品により異なります。
「残クレ(残価設定型クレジット)は月々の支払いが安い」という理由で選ぶ人は多いですが、 月々の支払額だけを比べるのは、実は正しい比較ではありません。
残クレの仕組み: 「残価」を差し引いた分にしか利息がかからない
残クレは、契約終了時に想定される車の価値(残価)をあらかじめ据え置き、 車両価格から残価を差し引いた分だけをローンのように分割払いする仕組みです。 自動車業界の解説記事によると、残価は車種にもよりますが車両価格の3〜5割前後、 契約期間は3〜5年、金利(分割払手数料)は3〜6%程度が一般的な目安とされています。
残価の分だけ分割払いの元金が少なくなるため、月々の支払額は通常のローンより安く見えます。 これが「残クレはお得」というイメージにつながっています。
見落としがちなポイント: 契約終了時の残価精算
しかし、車を所有し続けたい場合、契約終了時には据え置かれていた残価を一括で精算(買取)する必要があります。 この残価精算分を含めずに月々の支払額だけを比べると、総額としてどちらが得かは判断できません。
- 残価の分には分割払いの利息がかからない(一括精算のため)
- そのため、同じ車両価格・同じ金利・同じ契約期間なら、残クレの方が総支払額(頭金+分割払い+残価精算)は通常のローンよりわずかに安くなる計算になります
- ただし、走行距離の制限を超えた場合の精算金や、返却時の原状回復費用など、残クレ特有の追加コストが発生する可能性があります(本試算には含まれていません)
現金一括との比較も忘れずに
ローン・残クレのどちらを選ぶにしても、金利がかかる以上、現金一括より総額は高くなるのが基本です。 「月々の負担を抑えたいから残クレ・ローンを使う」のか、「総額を最小化したいから現金一括にする」のか、 自分が何を優先するかを明確にした上で選ぶことが大切です。
総額で比較する
車両価格・頭金・金利・契約期間を入力すると、現金一括・ローン・残クレ(残価精算まで含む)の 総支払額の差が具体的に確認できます。
参考にした情報
- 自動車買取・査定サイトの解説記事(残価設定クレジットの仕組み・残価率・金利相場の一般的な目安)