※ 本記事は考え方の一般的な紹介です。外注単価・作業時間は目安であり、実際の費用は依頼先・業務内容により異なります。ツール・AI基盤の料金は変わることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

「AI社員」はパート採用の代わりになる?では、AI社員をパート・アルバイトの人件費と比べる視点を紹介しました。 ですが実際にはパートを雇わず、すでにクラウドソーシングや外部の代行業者に外注している業務も多いはずです。 この場合の比較相手は人件費ではなく、外注費になります。

比較の型が変わる:「外注費」と「外注費+AI側の残工数」

外注は「1本いくら」「月額固定でいくら」という完成品への支払いです。 一方、AI社員に置き換えた場合は、ツールの月額+AI基盤の月額に加えて、 AIが作った下書きを人が確認・仕上げる時間が別途かかります。ここを見落とすと比較が不公平になります。

AI側の実質コスト = ツール月額 + AI基盤月額 + 仕上げ時間 × 時給

つまり「外注費」と「AI側の実質コスト」を並べて初めて、フェアな比較になります。

7つの業務で見る、外注の目安と仕上げ時間

代表的な7つの定型業務について、外注する場合の費用目安と、AI化した後も人の手で仕上げる時間の目安をまとめました。

業務外注の目安AI化後も残る仕上げ時間の目安
リサーチ・情報収集月額固定 50,000円月4時間
議事録作成1本3,000円 × 月8本=24,000円月2時間
経理の入金・記帳突き合わせ月額固定 30,000円月3時間
バナー・アイキャッチ画像制作1枚3,000円 × 月15枚=45,000円月3時間
記事・ブログ執筆1本8,000円 × 月8本=64,000円月6時間
動画編集1本10,000円 × 月8本=80,000円月8時間
翻訳(和文1,000字あたり)2,000円 × 月30回=60,000円月5時間

外注費だけで見ると動画編集(月8万円)と記事執筆(月6.4万円)が大きく、議事録作成(月2.4万円)が最も小さくなっています。

なぜ「仕上げ時間」は業務によって大きく違うのか

同じ「AIに下書きさせる」業務でも、仕上げ時間には月2時間から月8時間まで4倍の差があります。理由は、AIの出力をそのまま使えるかどうかの違いです。

  • 仕上げ時間が短い業務(議事録2時間・経理3時間): 文字起こしや金額の突き合わせなど、正解が一つに決まりやすい作業です。AIの出力を人が確認するだけで済みます。
  • 仕上げ時間が長い業務(動画編集8時間・記事執筆6時間): テンポ調整や演出、ファクトチェックやトーン調整、SEOの最終確認など、「正解が一つに決まらない」判断が多く残ります。AIが作るのはあくまで下書きで、仕上げの大部分は人の仕事として残ります。

外注費の高さだけでAI化のインパクトを判断すると、記事執筆や動画編集のように仕上げ時間も大きい業務では、想定より削減額が小さくなることがあります。

判断のポイント:外注費 − (ツール月額+AI基盤月額+仕上げ時間の人件費)

この差額がプラスに大きいほど、外注からAI社員への置き換えの効果が大きいということになります。 ツールの月額とAI基盤の月額は使う組み合わせによって変わるため、正確な差額は自分の条件で確認するのが確実です。

外注費とAI社員の費用を無料で比較するでは、役割ごとに上の表と同じ外注費・仕上げ時間があらかじめ入力された状態から試算を始められます。数字を自分の実際の外注条件に合わせて調整すれば、その場で差額とROIが確認できます。実際に動かすまでの手順はAI社員の導入方法にまとめています。

まとめ

  • 外注している業務をAI社員に置き換える場合の比較は「外注費」vs「ツール月額+AI基盤月額+仕上げ時間の人件費」
  • 仕上げ時間は業務によって月2時間〜8時間まで差があり、「正解が一つに決まらない」判断が多い業務ほど長くなる
  • 外注費の額面だけでなく、仕上げ時間も含めて比べることで、より現実的な削減額が見える